Monthly archives:5月 2015

  • [宝瓶制作] 鈴木黄弌先生に宝瓶作りの授業をして頂きました。 宝瓶は取っ手のない急須で、昔はコーヒーなどではなく宝瓶で煎茶器に入れたお茶をお客さんに振る舞っていたそうですが、今は使う人も少なくなっているそうです。 普段は2日かけて穴を開けたりしているそうですが、この日は気温30℃を超える暑さの中、扇風機の風と気温でどんどん土が乾いていき、数時間中にみんなで黙々と宝瓶をつくりました。 径や口、横から見た形など、バランスが難しいです。 水キレをよくするためのヘラ使いなど、ポイントも教えて頂きました。 ロクロとはまた違う難しさと面白さがあり、手びねりの作品はひとつひとつに時間をかけ形を整えて... [read more]
  • [窯焚き見学] 陶芸センターの講師、藤田龍峰先生の息子さん藤田昌宏さんが窯を焚かれるという事でお忙しい中窯焚き見学させていただきました。 先生の登り窯は初代藤田龍峰さんのころに築き、修復や改修を経て現在100年ほどの歴史をもつ窯だそうです。 そんな年月が経ったとは思えない程立派な煙突が真上にドンと伸びており、うっすらと煙が舞ってその時点で温度は800℃を超えたところでした。 藤田先生の窯は伊部の街道沿いの、家と窯のひしめく場所にあり、近隣にもたくさんの備前焼窯元とたくさんの煙突が伸びています。この光景を目の当たりにすると改めてやきもの産地、備前のすごさを感じます。 親子で同じ窯に詰め、焚... [read more]
  • [山本 出先生] 文化財の先生方の特別講座にて、この度は山本出先生の元へ伺いました。 ギャラリーで作品を拝見したり、先生の作品が掲載されている本や写真などを踏まえてお話をして頂きました。 彫塑で学ばれた技術を備前焼で表現され、人体の細胞や自然の物からインスピレーションを受け作陶されていらっしゃるそうです。 その後、先生がフランスの地で現地の土と窯で作品制作した様子(NHKの密着取材で放送された番組)を見せて頂きましが、1ヶ月の限られた時間の中で現地の土を使い、始めて焼く円筒系の窯で窯焚きをするという内容でした。 土は非常に固く手首を痛めながらも通常の倍の時間をかけて練り、自分たちで薪を割... [read more]
  • [山陽新聞掲載] 5月7日(木)山陽新聞の夕刊に、備前陶芸センターの記事がテレビ欄の下8面に大きく大きく掲載されました! 平成27年上期コース開始の日に山陽新聞文化部の記者さんが研修生に混じり、菊練りの体験をされた時のものです。 備前焼の魅力や面白さと難しさ。。それから備前陶芸センターの後継者育成事業や体験プログラムの要項など、多くの方へのPRになることを期待します。http://www.facebook.com/pages/p/222662734610619... [read more]
  • [窯跡探索] 備前市伊部には、国指定史跡備前陶器窯跡があり発掘調査された窯跡も多く点在しています 今回研修生と卒業生で窯跡の探索に行きました 山土の堆積を見たり穴窯の鎌倉時代の合が淵や南北朝時代のグイビが谷の窯跡を見学したそうです 窯跡には陶片がゴロゴロ転がっていて、甕や擂鉢の口づくりなどを見ればいつ頃の時代に焼かれたものかわかりますhttp://www.facebook.com/pages/p/222662734610619... [read more]