陶芸センターの講師、藤田龍峰先生の息子さん藤田昌宏さんが窯を焚かれるという事でお忙しい中窯焚き見学させていただきました。
先生の登り窯は初代藤田龍峰さんのころに築き、修復や改修を経て現在１００年ほどの歴史をもつ窯だそうです。
そんな年月が経ったとは思えない程立派な煙突が真上にドンと伸びており、うっすらと煙が舞ってその時点で温度は８００℃を超えたところでした。

藤田先生の窯は伊部の街道沿いの、家と窯のひしめく場所にあり、近隣にもたくさんの備前焼窯元とたくさんの煙突が伸びています。この光景を目の当たりにすると改めてやきもの産地、備前のすごさを感じます。

親子で同じ窯に詰め、焚くとなると、作風やそれぞれの考えに違いが出てきたりいろんなことがあるのではないかと勝手に想像してしまいますが、逆に言えば親子だからできる事なのかもしれません、とこれも勝手に思います。

ただ、はっきりと口には出されませんが、藤田先生の親心が普段の会話の中に感じられ、伝承っていいなぁと勝手に傍で感じています。
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