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  • [山本 雄一先生] 文化財の先生方の特別講座にて、山本雄一先生のお宅へ伺いました。 ご自宅にある応接室に通して頂き、お話をして頂いたのちにお茶室と工房を見学いたしました。 茶陶ははずせないとおっしゃっていた先生は、茶道を知らずに茶碗を作るという事は、短距離選手が幅跳びをするのと同じことだとごもっともだと感じることをおっしゃって下さいました。 何事も使う人の事を考え作らなければならないという基本を学んだように思います。 窯場の隣にある、秘密の部屋を見せてあげると言いながら開いた扉の向こうにはものすごい数のドリルやルーター、それから自ら作られたというセンサーや制御装置などなど、機械がずらっと... [read more]
  • [石膏型つくり] 鈴木黄弌先生の石膏型の授業で、皆、思い思いの原型で石膏をとりました。 見本で見せて頂いた猿の置物を抜く手慣れた先生の動きは非常に早く、あっという間に1匹の猿が生まれました。 原型を埋没するように粘土で囲い土手をつくり、石膏がある程度混ざったらそこへ流し込む・・・ の繰り返しです。 早めに土手をはずし、石膏が固まらないうちにまあるく仕上げます。ケーキのクリームのような感じです。 両面とって出来上がり。 あとは、合わせ面に土の逃げ場になる溝を掘り出来上がりです。 ひとつひとつの作業が後の型抜き作業を左右させるのだと思います。http://www.facebook.com/... [read more]
  • [人間国宝 伊勢﨑 淳先生] 先日、国指定重要無形文化財保持者である伊勢﨑淳先生の工房見学に伺いました。 まず、緊張気味な研修生からなぜ備前焼の研修に参加したのかなど自己紹介からはじまり、その後縄文土器・弥生土器・須恵器などやきものの歴史と備前焼のルーツ、先生が備前焼を始められた頃のお話をして下さいました。 備前焼の歴史も1000年近いと言われていますが、それより遥か昔からやきものの技術はかなり出来上がっていたということで・・・そんな大昔からすでに焼物を割れにくくするために焼成後の破片を粘土に混ぜて焚いて強度を増したり、熱効率をあげるための窯の開発などがなされていた事など 先生は、備前高校... [read more]
  • [備前焼小町…備前焼研修] 今年の備前焼小町が決定し、備前焼をPRするための知識を深めるべく備前陶芸センターで研修されました。 昨年に引き続き、第28代備前焼小町の荒木詩乃さんと今年の第29代 石原茉依さんです。 吉本正先生と藤田龍峰先生より指導を受けながら、備前焼がどういう工程で作られているのか学んでもらいました。 2人はそれぞれ、たたき皿や手びねりの花入、さる?ねずみ?兼用のかわいい動物やモアイ像など制作しました。 実際に土を触り備前焼をより身近に感じていただければと思います。これからPR活動が始まっていくと思いますが、2人のかわいい笑顔とともに備前焼を広く宣伝していただきたいな、と思... [read more]