FBページJune 18, 2014 at 04:20PM


[伊勢崎 淳先生 工房見学]

最後に先生から研修生へ、これから作品を作るにあたって良いものを、人が喜んでくれるものを作らなければならない、そして自分がそれを好きであることが大切だというお言葉を頂きました。

沢山お話を頂いたなかで、そこにはいろんな意味が込められているように感じました。

備前焼が登り窯で焚かれるのが主流だったころ、先生がはじめて穴窯を築き古窯跡の陶片から情報を得て窯焚きを追求していったことや、備前焼が現在のように点在していなかった時代に毎日作陶に励まれていたころのお話など…

現代には情報が溢れており、昔に比べて考えられないくらいに簡単に方法や技などが手に入る時代となりました。
しかし、逆に言えばプロアマ問わず多くの人がその知識を得て再現さえもできてしまうという事で。
昔のようにどんどん作品が売れていた時代は終わり、物が溢れているいま、モノづくりに対する考えはやはり先生がおっしゃったようにシンプルに「いいものをつくる」ことを忘れない事だと思いました。

研修生一同、貴重なお話をお聞き出来て勉強になりました。
お忙しい中本当にありがとうございました。
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